今回もYouTubeチャンネル「HOW TO XV」の動画を紹介します。『BUILD A SNOW CAVE』という雪洞作りの動画です。雪洞作りは非常時の雪山で翌朝まで暖をとる、とても重要なスキルと言えるでしょう。雪中キャンプやかまくら作りとしても楽しめます!

CHOOSING A LOCATION:
(場所を選ぶ:)

2 meters depth is ideal, or you can pile up the snow on top
(積雪深2mが理想、または上に雪を重ねる)
まずは充分に深さのある場所を選びます。プローブを刺して2mあるところを探しましょう。

Mark the area to keep others away
(掘る場所をマーキングして他者を遠ざける)
歩いてきた人の危険にならないように、掘る場所をプローブなどでマーキングします。

Make sure your spot is away from avalanche danger
(雪崩の危険のない場所であることを確認する)
雪山では雪崩に常に注意します。


DIGGING THE CAVE:
(雪洞を掘る:)

Take off some layers to avoid sweating
(汗をかくので上着を脱ぐ)
晴れていれば、掘り始めるとすぐに汗をかくのでハードシェルなどは脱ぎます。穴を掘る方向はまず垂直に、身体が入るような深さまで掘り進めています。

A snow saw or wood saw helps a lot
(スノーソーか、鋸があると役に立つ)
スノーソーがあると綺麗なブロックを掘り出すことができます。

Use a mattress or backpack to insulate yourself
(マットレスかバックパックを使って保温する)
雪を背にして濡れないようにマットレスやバックパックを使っています。

Sleeping shelf & cold trap
(「寝棚」と「コールドトラップ」)
雪洞が洞窟状になると、次は上に向かって掘っています。入口よりも高い所にベッド「寝棚」を作っています。

INSIDE THE CAVE:
(雪洞の中:)

Keep entry is the lowest part to trap the cold air
(入口を一番低くして、冷気を落とす)
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に、移動することを覚えておきましょう。

Make a hole so carbon monoxide can be vented out
(穴をあけて、一酸化炭素を外へ出す)
調理や呼吸から出る一酸化炭素が溜まると中毒を起こすので、換気用の穴をあけています。

A curved ceiling is stronger
(カーブした天井は強度が高い)
平らなものよりカーブした天井の方が強度があります。日本の山の中で、雪洞の天井が崩れた経験があると言っています。

A smooth ceiling will reduce dripping
(なめらかな天井は水滴を減らす)
天井に凹凸があると雫が垂れやすくなるので、なるべくなめらかな天井を作ります。

Candles can add up to 4℃ warmth + warn for carbon monoxide
(キャンドルは約4℃温度を上げ、一酸化炭素の警告をする)
キャンドルは雪洞の中の照明であり、少し空気を温めてくれます。またキャンドルが消える時が、換気の合図にもなります。

In an emergency use anything to insulate yourself – even your snowboard
(非常時にはスノーボードでも何でもすべてを使って保温する)
いざという時には、使えるものをすべて使う。これは当たり前のようで意外と盲点だったりします。

安全に繋がる技術でもあり、非現実的な空間が楽しめる雪洞作り。ぜひ皆さんも試してみてください!

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