2022.8 白馬五竜高山植物園
久しぶりの更新になります。
今回は白馬五竜高山植物園へ行ってきました。
白馬五竜高山植物園は標高1515mに位置し、日本百名山のひとつでもある五竜岳の登山ルート、スタート地点にもなっています。
高山植物園には様々な花が咲き、季節ごとに楽しめます。
麓のエスカルプラザや五竜テレキャビン「とおみ」駅から、標高1515mの「アルプス平駅」までは、所要時間約10分。「アルプス展望ペアリフト」に乗れば「地蔵の頭ケルン」の近くまであっという間に登ることが出来ます。詳しくはHPをご覧ください。
この日は8月中旬、お盆休みの週末でした。
「テレキャビン」が早朝営業期間だったので、朝から散策に出かけました。早朝は人影まばらでしたが、次第にたくさんの方が登って来られました。
たくさんの写真を撮ったので、それを紹介するかたちで進めて行こうと思います。
麓からゴンドラが登っていくのを眺めるのは、なんとも言えない良いものです。小さな乗り物が山の上へ運ばれて行きます。自分もチケットを買って乗車し、あっという間に標高1515mに着きました。この日の天気予報はあまりよくありませんでしたが、朝は山の姿が見えました。五竜岳・唐松岳方面の眺望。
歩き始めるとまずはシモツケソウの群生が迎えてくれました。続いてオオバギボウシやヤナギラン、とても綺麗です。「アルプス展望ペアリフト」に乗った家族がゆっくりと私を抜いて行きました。今日は蝶を見るのも楽しみにしていましたが、さっそくキアゲハが翅を休めていました。
たくさんの花看板が名前とともに花の知識を教えてくれます。「白馬五竜池」にはヤマメが泳いでいました。
ほとんど人とすれ違うこともない静かな朝。植物たちと自分だけのような世界。朝露に濡れているコマクサは本当に綺麗でした。
麓の田園風景が見えてきました。青々とした田んぼが綺麗です。途中いろんなかたちをした鐘がありました。あちこちで鐘の音が響きます。蜻蛉の名前、皆さんは分かりますか?私はこれから勉強しようと思っています。緩やかな傾斜ですが、ここまで来ると標高がさらに少し上がりました。
八方尾根側の雲の隙間から、沢が流れているのが見えました。谷を挟んだ距離感と、湧き上がる雲、立体的な景色に圧倒されてしばらくそれを眺めていました。遠くに見えていたケルンに到着しました。ここまで来れば標高は1676m。150mくらい登ったことになります。
蝶をたくさん観る事もこの日の楽しみでしたが、やはり時間帯が早かったせいかあまり多くは観ませんでした。その中でもベニヒカゲは結構たくさん飛んでいました。八方尾根方向に雲海が湧き上がり、しばらくその様子を眺めたあと、アルプス平駅まで戻りました。
せっかくなのでソフトクリームを食べて下山。とても美味しかったです。下りの「テレキャビン」を降りて空を見上げると、パラグライダーが飛んでいきました。夏空に映えてとても気持ち良い風景でした。